夫人の為の茶室と主人の為の書室をL型に配置した趣味室併用住宅です。L型の要にキッチンを配置して、2階を含めた各室に最短の距離で対応できるように計画しました。キッチン→家事室→ウォークインクロゼット→サニタリーと連続する水廻り(家事廻り)ゾーンはリビングを介して廻れる計画になっており、家事の流れを妨げない動線計画となっています。また、水屋はキッチンを使うけれども、ガレージは「外露地」、土間ギャラリーは「門」、濡縁は「腰掛け」、庭は「内露地」として解釈しており、躙口・貴人口を持つ、小間四畳半茶室が、茶会に耐え得る計画にしています。