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道路が通る



北九州市八幡東区の丸山大谷地区での住環境整備事業が
数年を残して終わろうとしています。

当初は、斜面に設置する斜方エレベーターが随分話題になりましたが、
現在は垂直エレベーターの連続に計画が変更され施工されています。

この住環境整備事業は、
階段しかなかった斜面地に緊急車両を通す道路を通したり
坂道と階段道を公営住宅に付属したエレベーターを使って
高齢者が容易に上り下り出来るようにしたりして、
地区の住環境を向上させる為に行われいている事業です。

もともと、段々畑の様に家が建っていたところに
半ば強引に道路を通すので、そのコンクリートの擁壁たるや
まさに「壁」です。

車は通るようになりますが、斜面に寄り添うように生活してきた
これまでの向こう3軒両隣の関係は全く断絶されてしまいました。
(空間的にだけですけど・・・)

しかし、道路を作る為に土地を提供した人々(長年生活を共にしてきた御近所さん)は
随分、いなくなってしまいました。

生活が便利になればそれで良いのか???

安心して助け合える生涯の友達であるはずの御近所さんの絆を
これから築き直すには、もう皆さん高齢になりすぎています。

開発しないと設計者は仕事が無くなってしまいます。
しかし、これで良いのだろうか????

考えさせられます。


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